2010年09月06日
そんな大金が盗まれたのか? 2
どのようにして、そんな大金が盗まれたのか?
1968年12月10日。この日は朝からひどい雨でした。
東京芝浦電気府中工場にボナスを届けるため、黒い車が日本信託銀行を出発しました。
午前九時二十分頃、その車が東京都府中市栄町三、府中刑務所北側の道を走っていると、赤いライトをつけた「白いバイ」が後ろから走ってきました。「その黒い車、止まりなさい」と言いながら「警察官」は「白いバイ」をその車の五メートルぐらい前に止めました。
運転手が窓を開けて「どうしたのですか?」と聞くと、「白いバイ」から降りた「警察官」は、「日本信託銀行の車ですね?」と言いました。
「そうだ」と答えると、「警察官」は、「あなたの銀行の支店長の家が「ダイナマイト」で爆破されました。
この車にも「ダイナマイト」があるという連絡があったので、車の中を見せてください」と言いました。
驚いた運転手が「昨日の夜、車の中を見ましたが、何もありませんでしたたよ」と答えると、「警察官」は「では、車の外側でしょう」と言いながら、車の周りを調べ始めました。
運転手も他の三人の銀行員も、車から降りて、車の下などを調べました。
つづく 今日はここまで
1968年12月10日。この日は朝からひどい雨でした。
東京芝浦電気府中工場にボナスを届けるため、黒い車が日本信託銀行を出発しました。
午前九時二十分頃、その車が東京都府中市栄町三、府中刑務所北側の道を走っていると、赤いライトをつけた「白いバイ」が後ろから走ってきました。「その黒い車、止まりなさい」と言いながら「警察官」は「白いバイ」をその車の五メートルぐらい前に止めました。
運転手が窓を開けて「どうしたのですか?」と聞くと、「白いバイ」から降りた「警察官」は、「日本信託銀行の車ですね?」と言いました。
「そうだ」と答えると、「警察官」は、「あなたの銀行の支店長の家が「ダイナマイト」で爆破されました。
この車にも「ダイナマイト」があるという連絡があったので、車の中を見せてください」と言いました。
驚いた運転手が「昨日の夜、車の中を見ましたが、何もありませんでしたたよ」と答えると、「警察官」は「では、車の外側でしょう」と言いながら、車の周りを調べ始めました。
運転手も他の三人の銀行員も、車から降りて、車の下などを調べました。
つづく 今日はここまで
Posted by ハナ at
01:05
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2010年08月30日
三億円事件 1
世界でも日本でも、毎日いろいろなことが起きています。信じられないような事件や驚くような話、感動的ないい話など。
今回は三億円事件
1968年にこの事件がおきたとき、日本中の人が本当にびっくりしました。
事件が起きたのは、東京都府中市。盗まれたのは、二億九千四百三十万七千五百円。
その頃の一ヶ月の給料がだいたい2万円でしたから、一万五千ヵ月分、つまり千二百五十年分の給料と同じです。
数字が大きすぎてよくわかりませんね。
これは、東京芝浦電気(今の東芝)府中工場で働いている人たち、四千六百人分のボーナスでした。日本では、だいたい一年に二回、6月と12月に毎月の給料の他にお金をもらいます。
それがボーナスです。
この事件の犯人は、多くの人に見られているのに、今でも警察に捕まっていません。ですから、この事件をもとにした小説や映画、ドラマなどがいくつも作られています。
つづく 今日はここまで
今回は三億円事件
1968年にこの事件がおきたとき、日本中の人が本当にびっくりしました。
事件が起きたのは、東京都府中市。盗まれたのは、二億九千四百三十万七千五百円。
その頃の一ヶ月の給料がだいたい2万円でしたから、一万五千ヵ月分、つまり千二百五十年分の給料と同じです。
数字が大きすぎてよくわかりませんね。
これは、東京芝浦電気(今の東芝)府中工場で働いている人たち、四千六百人分のボーナスでした。日本では、だいたい一年に二回、6月と12月に毎月の給料の他にお金をもらいます。
それがボーナスです。
この事件の犯人は、多くの人に見られているのに、今でも警察に捕まっていません。ですから、この事件をもとにした小説や映画、ドラマなどがいくつも作られています。
つづく 今日はここまで
Posted by ハナ at
05:56
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